お疲れんこん、きころパパです。
最近ショアジギングにはまっている初心者な私ですが、ルアー(メタルジグ)の塗装剥げがひどくなってきたので、ウレタンを使って表面をコーティングすることにしました。
ルアーを丸ごと漬け込む、いわゆる「ドブ漬け」です。
初めてのウレタンコーティングでしたが、何とか成功!(たぶん)
その手順などをご紹介します。
ウレタンコートを考えている方に、参考にしていただけると嬉しいです!
なぜウレタンを塗るのか?
ウレタンは透明液体の樹脂で、乾いたあとも透明のまま。
ルアーに塗ってもカラーを損なうことなく、表面を傷や塗装剥げから守ることができます。
釣行を重ねると、どうしてもルアーにキズが付いたり塗装が剥げたりします。
こんなふうに。
目や、しっぽの辺りが特に剥げてますね~
塗装が剥げている部分はガザガザして、触るだけでも塗装が剥げそうです。
ですので、ウレタンを表面に塗ってルアーの寿命を延ばそうと考えたわけです。
本来は新品を買ったときにするのが正解だと思いますよ!
グローも大丈夫?
ルアーにウレタンコーティングをすると、グロー加工のルアーでは、グローが効かなくなるのでは?
と心配される方もいるかと思います。が、大丈夫です!
下の写真は、上が今回ドブ付けしたルアー。下が同じルアーの箱入りの新品です。
同じ時間だけライトをあてたのですが、光具合はほとんど同じでした!
ウレタンドブ漬け 準備物は?
さてさて、ウレタン塗装に必要なのは次の5つです。
- ウレタン
- ルアーをぶら下げて乾かす箱
- ルアーをぶら下げる網(棒)
- ルアーをぶら下げるクリップ様の金具
- ルアーの「アイ」に穴を開ける釘など
ウレタンコーティングの完成形は下の写真です。
ウレタンはどう選ぶか?
私が使ったウレタンは、こちら。
東邦産業さんは釣り具のメーカーで、自作の仕掛けを作るためのビーズやパイプなどでもお世話になっています。
このウレタンフィニッシャーEXですが、2020年2月25日現在で、アマゾンさんでの価格は900円を切っており、レビュー数も110件越えで星は4つ。
ウレタン初心者なので、ほかのウレタン商品を使ったことはありませんでしたが、東邦産業さんの商品でもあり、この高評価を信じて購入しました。
で、届いたのがこんな感じ。
私が買ったときには「簡単!ルアーリメイク」という説明書が付属されていました。
この説明書を見ると、使い方がよく分かりました。
ルアーを乾かす箱を準備
次に必要なのは、ルアーを乾かすときに入れる箱です。
説明書によると、ウレタンが乾くには温度が23度のときで約4時間。
机の上に置くわけにもいかないので、ルアーをぶら下げる空間が必要になります。
そこで箱に棒やアミを付けて、そこにルアーをぶら下げる、というわけです。
箱は「ぶら下げるための金具を付けたルアー」が底に付かない深さが必要です。
ルアーだけではなく、金具の長さも踏まえた上で、箱を用意しましょう。
今回は、アマゾンさんで買ったウレタンが入っていた段ボール箱がちょうど良い大きさだったので、そのまま流用しました。
で、箱の底にウレタンが垂れても良いように、水分を吸いそうな紙を敷いて、箱は準備OKです。
ちなみに、私は買っていませんが、同じ東邦産業さんの商品でルアー乾燥用の箱がありました。
ルアーの金具を引っ掛ける網を用意
箱にはアミを置いたり、棒を渡したりして、ルアーの金具を引っ掛けられるようにします。
私はたまたま家にあったアミを使いました。100円ショップにも同じようなものがあるので探してみてください。
ルアーが箱の底に付かないよう、箱のフタも立てて高くして、その上にアミをビニールテープで固定しました。
こんな感じです。
30~40gのメタルジグを15個くらい吊るそうと思っていたので、500g程度の重さに耐えられそうな作りにしました。
金具はゼムクリップを利用
アミにルアーをぶら下げる金具には、一般的なゼムクリップを使いました。
ゼムクリップを開いてS字にして、片方をルアーの「アイ」に通して、もう片方をアミに引っ掛けるというわけです。
手際よくルアーをウレタンに漬けていくために、事前にすべてのルアーにクリップを付けるのがよいでしょう。
これで、ドブ漬けができる準備が整いました。
ドブ漬けは気泡とシンナー臭に注意
さて、いざドブ漬けを実行です!
といっても、こんな感じでビンに直接ルアーを入れるだけ。
とっても簡単です。
注意点は、液の中に気泡が入らないよう、ゆっくりとルアーを漬けることです。
気泡が入ると、そこから液が固着する可能性があるからです。
また「アイ」の部分には、なるべくウレタンが付かないようにしましょう。
アイにウレタンが付きすぎると、あとで取り除くのが大変だからです。
ウレタンはシンナー臭がきついので、ベランダで作業しました。
室内でするときは、必ず換気をよくしましょう。
で、ビンに漬けてはルアーをぶら下げる、漬けてはぶら下げるを繰り返して、16個のルアーのドブ漬けが終了しました!
時間にして5分ほどでした。
ウレタンは重ね塗りを
ルアーは、一度ドブ漬けして終わりではありません。
より強くするためには重ね塗りが必要です。
ですので、1時間半ほど乾かした後に、再びすべてのルアーをドブ漬けしました。
ただし今後はルアーの上下を逆さまにして、漬けます。
ウレタンが垂れて一方向に偏ることを防ぐためです。
今回は合計4回ウレタンをドブ漬けして終了。
最後は24時間以上ベランダに置きっぱなしにして、しっかりと乾燥させました。
「アイ」のウレタンを取り除く
さてウレタンが完全に乾いた後に、必ずしないといけないのが、「アイ」に詰まったウレタンを取り除くことです。
これが上手に取れないと、フックやリングを付けることができなくなります。
これは、とっても大変でした!
カチカチに乾いたウレタンは、なかなか取れません。
カッターナイフでほじくろうとしても危ないだけ。
ですので、私はアイに入るくらいの釘を使って、まずアイの中心部に穴を開けて、そこからほじくりだしました。
釘をペンチで挟んで固定して、ウレタンに穴をこじ開ける感じです。
まぁ、面倒でした!
ドブ漬けのとき、もっとアイにウレタンが付かないよう作業すればよかったです。。。
新品よりも光沢あり!?
で、できあがりがこれらです。
分かりにくくて申し訳ありませんが、かなりの光沢です!
新品よりもピカピカかも!
塗装が剥げてガザガザだったところは、とっても滑らかに!
指で触っても、まったく違和感がありません。
こんなに剥げてても、滑らかな手触りなんです!
これなら、すぐに塗装が剥げるということもないでしょう。
いや~綺麗にできました! 満足です!!
というわけで、一連のドブ漬け作業は終了です。
アイに詰まったウレタンを取り除くのが大変でしたが、それ以外は簡単でした。
出来上がったルアーを使うのがとっても楽しみです!
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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