お疲れんこん、きころパパです。今日もご覧いただき、ありがとうございます!
ショアジギングにはまっている私ですが、ルアー(メタルジグ)の塗装剥げがひどくなってきたので、ウレタンを使って表面をコーティングすることにしました。
ルアーを丸ごと漬け込む、いわゆる「ドブ漬け」です。
これにより、ルアーの塗装剥げをかなり減らすことができました!
とっても簡単にできたので、その手順などをご紹介します。
ウレタンコートを考えている方に、参考にしていただけると嬉しいです!
目次
なぜウレタンを塗るのか?
そもそも、ウレタンって何でしょう?
ウレタンとは、透明な液体樹脂で、乾いた後も透明なまま。
ルアーのもとの色をほとんど損なうことなく、ルアーの表面を守ってくれます。
釣行を重ねると、どうしてもルアーにキズが付いたり塗装が剥げたりします。
こんなふうに。
目や、しっぽの辺りが特に剥げてますね~
塗装が剥げている部分はガザガザして、触るだけでも塗装が剥げそうです。
このまま放っておくと、塗装がゴッソリと剥げることもあるので、ウレタンを表面に塗ってルアーの寿命を延ばすことが、ウレタンコーティングの最大の目的です。
今回は何度か使ったメタルジグもウレタンコーティングしましたが、本来は新品を買ったときにするのが正解だと思いますよ!
グローも大丈夫?
ルアーにウレタンコーティングをすると、グロー加工のルアーでは、グローが効かなくなるのでは?
と心配される方もいるかと思います。が、大丈夫です!
下の写真は、上が今回ドブ付けしたルアー。下が同じルアーの箱入りの新品です。
同じ時間だけライトをあてたのですが、光具合はほとんど同じでした!
となれば、グロー系のルアーもウレタン塗装するほうが良さそうですね。
ウレタンドブ漬け 準備物は?
さてさて、ウレタン塗装に必要なのは次の6つです。
- ウレタン
- ルアーの汚れをふき取るウェットティッシュ
- ルアーをぶら下げて乾かす箱
- ルアーをぶら下げるスチールネット
- ルアーをぶら下げるクリップ様の金具
- ルアーの「アイ」に穴を開ける釘など
文字にすると面倒そうですが、ウレタン以外は100円ショップでそろうものばかりなので、リーズナブルにできます!
ちなみに下の写真が、ウレタンコートの最終系です。
コーティングが終わって、箱にぶら下げているところです。
これを見ていただくと、準備するものが想像できると思います!
オススメのウレタンはこちら!
準備するものを順番に説明します。
まずは、ウレタン。
わたしがいつも使っているのが、この東邦産業さんのウレタンフィニッシャーEXです。
東邦産業さんは釣り具のメーカーで、自作の仕掛けを作るためのビーズやパイプなどでもお世話になっています。
このウレタンフィニッシャーEXですが、2021年4月21日現在で、アマゾンさんでの価格は900円を切っており、レビュー数も420件越えで星は4つ。
2021年4月現在で私も2つ目を購入しているほど、とっても使い勝手のいいものです。
安心して、オススメできますよ!!
見た目は、こんな感じです。
なんと「簡単!ルアーリメイク」という説明書も付いていて、ルアーコーティングの方法を細かく説明してくれています!
この説明書を見ると、使い方がよく分かりますよ!
乾かす箱は段ボールで十分
次に必要なのは、ルアーを乾かすときに入れる箱です。
説明書によると、ウレタンが乾くには温度が23度のときで約4時間。
塗装したものを、直に机の上に置くわけにもいかないので、ルアーをぶら下げる空間が必要になります。
そこで箱に棒やアミを付けて、そこにルアーをぶら下げる、というわけです。
箱は「ぶら下げるための金具を付けたルアー」が底に付かない深さが必要です。
特にジェット系の長めのメタルジグを塗装するなら、箱の深さは要チェックです!
段ボールで十分ですが、「ルアー+金具」の長さを踏まえた上で、箱を用意しましょう。
Amazonでウレタンを買ったときに入っていた段ボール箱がちょうど良い大きさだったので、そのまま流用しました。これで十分です。
箱の底にはウレタンが垂れても良いように、新聞とか水分を吸いそうな紙を敷くと良いですよ!
ルアーの金具を引っ掛ける網を用意
箱の上にはアミを置いたり、棒を渡したりして、ルアーの金具を引っ掛けられるようにします。
100円ショップにあるスチールのネットが使いやすいです。
ルアーが箱の底に付かないよう、箱のフタも立てて高くして、その上にアミをビニールテープで固定しました。
こんな感じです。
30~40gのメタルジグを15個くらい吊るそうと思っていたので、500g程度の重さに耐えられそうな作りにしました。
割り箸を箱の上に渡すよりは、スチールネットを1つ置く方が、圧倒的に簡単です。
金具はゼムクリップを利用
次に必要なのは、アミにルアーをぶら下げるための金具です。
これは、いわゆるゼムクリップがいいです。
ゼムクリップ、って何だ? と思うかもしれませんが、下の写真のやつです。
どこの会社にも、たくさん転がっているやつですね~(とはいえ、会社から持ってこないように!)
で、ゼムクリップを開いてS字にして、片方をルアーの「アイ」に通して、もう片方をアミに引っ掛けてぶら下げる、というわけです。
手際よくルアーをウレタンに漬けていくために、ドブ付けする前にすべてのルアーにクリップを付けるのがよいでしょう。
あ、その前にウェットティシュでルアーの汚れをふき取ることを忘れずに!
これで、ドブ漬けができる準備が整いました。
ドブ漬けは気泡とシンナー臭に注意
ウェットティッシュで拭いたルアーの表面が乾いたら、いざドブ漬けを実行です!
といっても、こんな感じでビンに直接ルアーを入れるだけ。
とっても簡単です。
注意点は、液の中に気泡が入らないよう、ゆっくりとルアーを漬けることです。
勢いよくルアーを付けると、液の中に気泡が入ってしまい、そこから液が固着する可能性があるからです。
また「アイ」の部分には、なるべくウレタンが付かないようにしましょう。
アイにウレタンが付きすぎると、あとで取り除くのが大変です。
なおウレタンはシンナー臭がきついので、締め切った室内では絶対にしないようにしましょう。
わたしはいつもベランダでしています。
で、あとはルアーをウレタン液に漬けてはルアーをぶら下げる、漬けてはぶら下げるを繰り返して、1つずつ箱にぶら下げていきます。
今回、ドブ漬けしたルアーは16個。時間にして5分ほどでした。
準備をきちんとしていると、ここまではすぐに出来ますよ~
ウレタンは重ね塗りを
が!!
ルアーは、一度ドブ漬けして終わりではありません。
より表面を強くするためには、重ね塗りが必要です。
ウレタンは1時間ほどすると、だいたい固まるので、頃合いを見て続けて2回目のドブ漬けをしてください。
ただし、2回目はルアーの上下を逆さまにして、漬けます。
これはウレタンが垂れて、一方向に偏ることを防ぐためです。
このときも、「アイ」部分には、なるべくウレタンが付かないようにしましょう。
オススメの塗り回数は3~4回ですが、面倒であれば2回でもそう変わらないですww
重ね塗りが終わったら、最後は24時間以上放置して、しっかりと乾燥させましょう!
「アイ」のウレタンを取り除く
さてウレタンが完全に乾いた後に、必ずしないといけないのが、「アイ」に詰まったウレタンを取り除くことです。
これが上手に取れないと、フックやリングを付けることができなくなります。
これは、ちょっと面倒です!
カチカチに乾いたウレタンは、なかなか取れません。
カッターナイフでほじくろうとしても危ないだけ。使わない方が良いです。
ですので、私はアイに入るくらいの釘をペンチで挟んで、まずアイの中心部に穴を開けて、そこからウレタンをほじくっています。
下の写真の感じです。
釘をペンチで挟んで固定して、ウレタンに穴をこじ開ける感じです。
まぁ、面倒でした!
ですので、何度も言いますが、ドブ漬けするときには、なるべくアイにウレタンが付かないようにしましょう!
新品よりも光沢あり!?
で、できあがりがこれらです。
分かりにくくて申し訳ありませんが、かなりの光沢です! 新品よりもピカピカかも!
下の写真のルアーは、塗装が剥げて表面はガタガタで塗装がビロビロしていましたが、ウレタンコーティングをするとツルツルに!
指で触っても、まったく違和感がありません。
こんなに剥げてても、滑らかな手触りなんです!
これなら、すぐに塗装が剥げるということもないでしょう。
いや~綺麗にできました! 満足です!!
というわけで、一連のドブ漬け作業は終了です。
最後に。。。
ということで、今回はルアーの塗装を守るための、ウレタンコーティング、いわゆる「ドブ漬け」の方法をご紹介しました。
ウレタン以外は100円ショップでそろうものばっかりでできるので、コスパも最高!
作業も簡単ですので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください!
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!